【文庫】 〜鹿の王 上橋菜穂子〜
今日紹介する文庫本は「鹿の王」です。
「鹿の王? 最近どこかで聞いたことがある気がするなぁ」と思った方がいるかもしれませんね。鹿の王は、今年の2月に映画化され、絶大な人気がありました!
しかし、私は忙しくて映画を見に行くことができませんでした。(泣)「映画を見に行くことができなかったので文庫本でも読むか〜」と気軽な気持ちで文庫本を読み始めたのですが、まさかのどハマりしてしまい、余計に映画を見なかったことを後悔してしまいました。(笑)
「私も見逃した!」「ちょっと興味あるな」という方がいましたら、今から鹿の王を読んだ感想を交えつつ、大まかな概要を説明するので是非是非見ていってください。
文庫本は、1〜4の4冊で構成されています。今日は1と2の感想と概要を説明します。
【鹿の王 1】
主な登場人物を書いておきます!
- ヴァン ・・・独角の頭
- ユナ ・・・ヴァンが岩塩鉱で出会った幼子
- ホッサル・・・医術師
- 飛鹿(ピュイカ)・・・鹿
【概要】
ヴァンは、戦士団「独角」の頭として強大な東乎瑠帝国と戦うが、戦に敗れ奴隷として岩塩鉱に囚われてしまう。
ある夜、不気味な犬が岩塩鉱を襲い、奴隷たちの間で謎の病が流行する。
その病から生き延びたヴァンは、同じく病から逃れたユナと岩塩鉱を抜け出し、旅に出る。
旅の途中でヴァンは、トマという青年に出会う。怪我をしている青年を助けたお礼に、トマの故郷に招かれる。
トマはツピと名付けられた飛鹿を飼っていたが、飼い方を理解していなかった。しかし、ヴァンは故郷で飛鹿を飼育していたため飛鹿の飼い方は熟知していた。
一方、ホッサルらは岩塩鉱での一件を調査していた。この岩塩鉱で流行した病は黒狼熱である可能性があった。それの手がかりになる一人の逃亡者ヴァンをホッサルらは追うことになる。
後に、御前狩りという王たちの前で技を披露する祭典に、岩塩鉱に現れた黒い犬が再び姿を現す。
【鹿の王 1】 (終)
【感想】
私がこの本を読み終えての感想は「ユナが可愛い!」でした(笑)
ユナの行動や喋り方などの描写が出てくるたびに微笑ましくなります。
岩塩鉱でヴァンとユナだけが生き残ったことには、ある理由があるのですが、この作品はそういった伏線や人物設定がとてもよくできているなと感じました。
【鹿の王 2】は明日に回します。申し訳ありません(汗)