【文庫】 〜鹿の王 上橋菜穂子〜
今日は本の紹介をする前に、ちょっとだけ閑話休題。
私は最近散歩をすることにハマっているのですが、周りを見渡すと「春がきたな〜」と思うようになりました。
散歩をしたときに見つけた「春」の写真を載せておきます。
最近暖かくなってきて、散歩するにはとてもいい時期だと思います。
ぜひ皆さんも散歩してみてはいかがでしょうか。
さて、今日紹介する文庫本は「鹿の王 2」です。
一つ前の記事で「鹿の王 1」を紹介しているので、まだ見ていない方は、まずそちらからご覧ください!
【概要】
御前狩りで技を披露しているところに、岩塩鉱に現れた黒い犬が再びやってくる。
技を披露していた者の数人が犬に噛まれ、謎の病を発症した。それらの症状は「黒狼熱」という、昔国を壊滅に追いやった恐ろしい病と同じであった。
ホッサルらはその者たちの治療をするが、人々に悩まされることになる。
以前「岩塩鉱」で、黒狼熱にかかったものから、「新薬」を作ることに成功したが、人々の思想や崇拝しているものの違いにより、新薬を打たないというものが現れた。
一方、ヴァンやユナに奇妙なことが起こる。
ある夜、ヴァンがいる村に黒い犬が現れる。
ヴァンは自分の体が変化するのを感じた。ヴァンは「黒狼」と対峙したが、ヴァンとユナの心はまるで狼のようになってゆく。
ヴァンは谺主に呼ばれ、「ヨミダの森」に行く。
ヴァンとユナはそこで「サエ」に出会う。
しかし、そこにも黒狼が現れ、ヴァンが黒狼と対峙している隙にユナが攫われる。
【感想】
岩塩鉱につづき、御前狩りという大きな催しにも黒狼が現れたことで、これは野生の狼が襲撃してきたのではなく、誰か主犯者がいるのではないかと推測した。
ホッサルが新薬を作り、病にかかったものに打とうとしたが、反対したものがいて驚いた。この病は伝染病だが、リアルに流行している「コロナ」と置き換えることができる場面が少々見ることができた。